「おいしくて当たり前」の期待を超えた。ベル食品「北海道噴火湾帆立 シーフードカレー」を食べてみた

齋藤千歳
少々ひねくれた言い方ではありますが、これだけフードテクノロジーが発達した現代日本で、まずくて高いレトルトカレーなんて作れるのだろうか、と疑問に思うことがあります。
そのせいか、そこそこ以上の値段がするレトルトカレーを食べるときには、「まあ、おいしいのは当たり前だよな」という妙なバイアスがかかってしまいます。同じように感じる方もいるのではないでしょうか。
今回食べたベル食品の「北海道噴火湾帆立 シーフードカレー」に対しても、そんな気持ちでした。本当にうまいのか。いや、うまいのは当たり前として、どこまでおいしいのか。そんな少々面倒くさい期待を抱きながら食べてみました。
帆立入りといっても、と思っていたら

パッケージにはホタテやイカが入っていることが書かれています。ただ、レトルトカレーです。「まあ、入っているといっても……」くらいに思っていました。
メーカーによると、北海道噴火湾産のホタテに、あさり、イカ、炒め玉ねぎを合わせたカレーです。公式の商品ページでは、1個635円(税込、2026年10月14日確認)。筆者にとっては、食べる前からそれなりに期待してしまう価格帯です。

ところが、実際に食べてみると、ホタテの存在感が思った以上にありました。大粒のホタテがゴロゴロ、とまでいうわけではありません。ベビーホタテが、それなりの量、コロコロと入っている感じです。イカもしっかりと入っていました。

ホタテの歯ごたえと、シーフードのコクでご飯が進む
シーフードの香りがしっかりと漂い、スパイスの香りも悪くありません。実際に食べ始めると、具のホタテにはしっかりとした歯ごたえがあり、食べごたえもあります。とてもおいしいです。
私が食べた一袋には、ホタテがだいたい5個前後入っていました。これは今回食べたものの話ですが、ホタテ入りをうたうカレーとして、ちゃんとホタテを食べている満足感がありました。

一緒に入っているイカも含め、シーフードのコクがしっかりと感じられて、ご飯が進みます。「まあ、おいしいよね。当たり前においしいよね」で終わるつもりが、そのレベルをしっかりと超えてきてくれました。
辛いもの好きには、もう少し辛さがほしい
一方で、辛さについては、もう少し辛いのかなと期待していました。箱には「中辛」と書かれていますが、実際に食べた印象は、マイルドな仕上がりにちょっとピリッとするくらいです。
辛いもの好きの私には、ちょっと物足りなく感じました。シーフードのコクや具の食べごたえは気に入りましたが、辛さまで期待以上だった、というわけではありません。
お土産でもらったら、ちょっとうれしいカレー
そこそこ値段のするレトルトカレーは、おいしくて当たり前。そんなひねくれた期待で食べ始めたのに、ホタテの量と食べごたえ、シーフードのコクで、ちゃんとその期待を超えてきてくれました。
辛さは私には控えめでしたが、お土産なんぞでもらうと、ちょっとうれしい。今回の「北海道噴火湾帆立 シーフードカレー」は、そんなふうに思える一品でした。
書いた人|齋藤千歳
北海道千歳市を拠点に活動するフリーライター/フォトグラファー。元月刊カメラ誌編集者。カメラ、家電、生活用品、アウトドア用品などを実際に使い、写真とともに使い勝手を伝えています。
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