プリンというより、上品なさつまいものピューレ。「すかいも」を食べてみた

「すかいも」の箱と開封したさつまいもプリン

齋藤千歳

「さつまいもプリン」と聞いて想像したものとは、ちょっと違いました。でも、この違いはうれしいほうです。

今回食べたのは、千歳市の空港開港100年を記念したさつまいもプリン「すかいも」。北海道産シルクスイートを使い、千歳産の大納言小豆が入ったお菓子です。

実際に食べてみると、プリンというより、優しい甘さのさつまいものジュレというか、ピューレというか。口当たりがよく、しっかり甘いのに後味はさっぱり。思った以上に上品な仕上がりでした。

空へ飛ぶ「すかいも」は、空港開港100年の記念商品

さつまいもプリン「すかいも」の青い箱
飛行機とさつまいものキャラクターが描かれた「すかいも」の箱。「空へ飛ぶすかいも」の文字と、空港開港100年のロゴが入っています。

2026年10月22日、千歳市の空港は開港100年の節目を迎えます。1926年、千歳村の人々が造った着陸場に「北海」第1号が降り立ったことが、その始まりです。

「すかいも」は、この100年を記念して、日本航空大学校・北海道校の学生が企画・パッケージデザインを担当し、田中製餡が製造した商品です。詳しい背景は、空港開港100年記念の公式サイトで紹介されています。

千歳の空港の歴史が記載された「すかいも」の箱裏面
箱の裏面には、千歳の空港の始まりを紹介する文章と写真も。お菓子のパッケージで、地元の歴史に触れられます。

しっかり甘いのに、後味がさっぱりしています

ふたを開けたさつまいもプリン「すかいも」
ふたを開けたところ。北海道産シルクスイートを使った、さつまいもプリンです。

食べてみて印象に残ったのは、口当たりのよさでした。

私の感覚では、プリンというよりも、さつまいものジュレやピューレに近い感じです。とてもなめらかで、さつまいもの上品な甘さを楽しめます。

甘さが弱いわけではありません。しっかりとした甘さがあるのに、後味がさっぱりしています。この甘さと口当たりの組み合わせが、なかなかいいのです。

中に入っている千歳産の大納言小豆もおいしいです。つぶつぶとした食感があり、なめらかなさつまいもとよく合っています。シルクスイートと小豆の組み合わせが、思った以上に上品でした。

箱の写真のように出そうとしたら、崩してしまいました

ただ、食べる前にひとつ失敗しました。

パッケージの写真を見ると、容器から出したプリンが、きれいな形で写っています。それなら、逆さまにすれば簡単に出せるのかなと思ったのですが、私がやってみると、写真のようにちょっと潰してしまいました。

容器から出そうとして崩してしまった「すかいも」と大納言小豆
容器からきれいに出そうとして、筆者は崩してしまいました。見た目は箱の写真どおりになりませんでしたが、味は変わりません。

もちろん、崩れたからといって味が変わるわけではありません。さつまいもの甘さも、小豆の食感も、おいしく楽しめました。

ただ、私のように無理に容器から出そうとするより、そのままスプーンで食べるほうが食べやすいかもしれません。

名前はかわいく、味わいは上品

飛行機とさつまいものキャラクターが描かれた、かわいらしいパッケージ。その中のお菓子は、思った以上に上品な味わいでした。

優しいさつまいもの甘さに、小豆のつぶつぶとした食感。しっかり甘いのに後味はさっぱりしていて、口当たりもいい。「プリン」という名前から想像した食感とは少し違いましたが、とてもおいしく食べられた一品です。

次に食べるときには、きれいに出そうと頑張らず、容器のまま楽しもうと思います。

書いた人|齋藤千歳

北海道千歳市を拠点に活動するフリーライター/フォトグラファー。元月刊カメラ誌編集者。カメラ、家電、生活用品、アウトドア用品などを実際に使い、写真とともに使い勝手を伝えています。

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