Tokina opera 50mm F1.4 FF 機種別レンズラボ 齋藤千歳の結論
Tokina opera 50mm F1.4 FF 機種別レンズラボ 齋藤千歳の結論
※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズを結論部分を掲載したものです。
※解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

電子書籍「Tokina opera 50mm F1.4 FF 機種別レンズラボ: Foton機種別作例集204 実写とチャートでひと目でわかる! 選び方・使い方のレベルが変わる! Canon EOS 6D Mark IIで撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。
新世代大口径単焦点レンズ
過去の常識にとらわれない5,000万画素オーバー時代の超高画質レンズ
50mmF1.4といわれてイメージするレンズはどんなものでしょうか? キヤノンユーザーであれば、EF50mm F1.4 USMでしょう。1993年に発売され、25年経過した今日でも、EFレンズを代表するレンズです。大きさはΦ73.8 × 50.5mm、質量は約290g。これが現在のキヤノンユーザーのイメージです。これに対して、Tokina opera 50mm F1.4 FFはΦ80.0×107.5mm、質量約950g、長さで2倍、質量で約3倍強の巨大なレンズになっています。「いくらなんでも大き過ぎないか」というのが、ほとんどのユーザーの反応だったといえます。しかし、2018年に発表したキヤノン、ニコンの35mm判フルサイズミラーレス機用の大口径高画質単焦点標準レンズのトレンドは「巨大化」です。カメラボディがミラーレス化で「小型化」するなか、モデルチェンジスパンの長い単焦点標準レンズは、5,000万画素越え当たり前の時代を考慮してか巨大で高画質なモデルが次々と発表されています。例えば、キヤノンの50mmF1.2はEFが590gに対してRFは950g、ニコンは50mmF1.4が280gでしたがZではF1.8が415gとすでに重量アップは常識といえる状態です。これらの巨大なレンズがそれまでの常識を捨てて目指したのが高画質でしょう。少なくとも今回、実写チャートで確認したopera 50mm F1.4 FFは、まさに新世代といえる性能を発揮してくれました。絞り開放から揺るぎない高い解像力、レンズの解像力を上げるために絞る必要はほぼ感じないレベルです。2017年発売のEOS 6D Mark IIでは、画素数がレンズに追いついていない印象すら受けました。また、レンズサイズが十分にとれているためか設計に無理がないようで、ぼけチャートも実際のぼけも非常に美しい結果です。35mm判フィルムという縛りを脱却し、同サイズながら数千万画素という高解像センサーを前提としたキヤノン、ニコンの新シリーズ用のレンズとopera 50mm F1.4 FFが巨大化したのは、いまは巨大と感じるサイズが当たり前に感じる新しい世代の幕開けといえるのではないでしょうか。
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齋藤千歳 Saito Titoce Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、 カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。 月刊カメラ誌の編集者を経て、カメラ・写真および北海道関連の 電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。 ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、 北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。 Facebookはtitoce.saitoです。 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。