熱中症の症状と対処方法・熱中症を防ぐためには・脱水のチェック方法など
熱中症が気になるシーズンですが「広報ゆうばり 2022年8月号」のそよかぜ通信に保健師が解説する熱中症の症状と対処方法・熱中症を防ぐためには・脱水のチェック方法などがありました。
転載してご紹介します。
画像イメージです。
以下、「広報ゆうばり 2022年8月号」より転載。
そよかぜ通信 8月も熱中症に注意が必要です!
8月に入り、夏バテしている方もいるの ではないかと思います。以前はお盆を過 ぎると涼しくなるものでしたが、近年残暑が厳しく8月後半から9月にかけても暑い日が続くことがあります。熱中症の発症は7月中旬から8月上旬にピークを迎えますが、これからの時期も注意が必要です。
〈熱中症は身近なものです〉
熱中症は屋外での仕事中や運動中に多くみられますが、屋内でも発生してい ます。また気 温が最も高くなる時間帯だけではなく、午前中や夜間も発生することがあります。
〈熱中症の症状と対処方法〉
軽い症状では、めまいや筋肉のこむら返り、頭痛や吐き気などがあります。重症になると、けいれんや意識障害が起こることがあります。
体に異常が発生したら、まずは涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて体を冷や しましょう。自分で飲めるようなら水分・ 塩 分 を 補 給して、誰かが見 守 り ましょう。それでも良くならない場合や重症な場合は医療機関を受診してください。
〈熱中症を防ぐためには〉
①暑さを避けましょう。
②こまめに水分を補給しましょう。
③ 集団活動の場ではお互いに配慮しましょう。
〈体の中の水分と脱水について〉
人の体の半分以上は水分でできていて、水分量は年齢とともに減少します。 体の中の水分は、体温の調節、栄養素や老廃物を運ぶなど大切な働きをしています。脱水とは、体から水と電解質を失うことです。
〈脱水のチェック方法〉
脱水になると体に様々な変化が現れますが、次のようなチェック方法があります。
①口の中や唇、舌が渇いていないか確認します。
②手の甲の皮膚を軽くつまんでみます。つまんだ皮膚が3秒以上戻らない場合には脱水を起こしている可能性があります。
③親指の爪の先を押してみます。押さえていた指を離した後、白くなった爪がピン ク色に戻るまでに3秒以上かかる場合には、脱水を起こしている可能性がありま す。
〈水分補給について〉
のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。1日あたり1.2ℓが 目安です。汗をたくさんかいた時は塩分も必要ですが、スポーツ飲料などには糖分を多く含むものもあるので、飲み過ぎには注意が必要です。
一人ひとりが熱中症に注意して、楽し い夏をお過ごしください。
保健師 佐々木 美香
以上、「広報ゆうばり 2022年8月号」より転載。
暑い夏を楽しく過ごすにも気を付けたい熱中症。ポイントをおさえて対策しておきたいですね。
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