みんなで支えよう!子どもの未来づくり「ケアラー支援の取り組みを、道内に広げていきます」

最近、問題になっているヤングケアラーを含むケアラー(家族介護者)の支援に北海道がどう取り組んでいるかの記事が「広報 ほっかいどう 8月号」に掲載されていたので、転載してご紹介します。
以下「広報 ほっかいどう 8月号」より。

特集 みんなで支えよう!子どもの未来づくり
ケアラー支援の取り組みを、道内に広げていきます。

ケアラー(家族介護者)という言葉を聞いたことがありますか。道では、ケアラーを地域で支えるしくみづくりに取り組んでいます。

ケアラーとは

 ケアラーとは、介護やお世話を必要とする家族や身近な人に、無償でケアを行う人のことです。道内に約26万8千人いると推計されています。家族から頼りにされる一方で、誰にも悩みを相談する機会のないまま、社会から孤立していくことが心配されています。
※平成28年社会生活基本調査(国)

ヤングケアラー

18歳未満のケアラーを指すヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題であることや、本人や家族に自覚がないといった理由から、支援が必要であっても表面化しにくい状況にあります。年齢や成長度に見合わない過度な責任や負担がかかることで、子どもの成長や学びに影響を及ぼすことのないよう、周囲が支援できる環境づくりが大切です。

道の取り組み

 道では、ケアラーに対する地域社会の理解を深め、一人一人のケアラーが必要とする支援につなげられるよう、ことし4月に「北海道ケアラー支援条例」を施行しました。道はこれに基づき、関係機関と連携しながら、道内のケアラー支援を進めています。

道のケアラー支援の取り組み

1.認知度向上に向けた普及啓発

・SNSの活用 ・ポスター、リーフレットの配布(予定) など

2.ケアラーの早期発見や相談の場づくり

・市町村職員への研修

・北海道ヤングケアラー相談サポートセンター開設(ことし6月・江別市)

・ヤングケアラーコーディネーターを道内8カ所に配置 など

3.ケアラー支援のための地域づくり

・当事者交流のためのサロンの設置促進

・市町村へのアドバイザー派遣 など

ご相談ください

家事や家族のお世話をする中で不安を感じたり、困っていることがありませんか。小さなことでも一人で悩まず、お住まいの市町村の窓口などにご相談ください。
18歳未満の方は、専門相談窓口の「北海道ヤングケアラー相談サポートセンター」にご相談ください。

北海道ヤングケアラー相談サポートセンター

江別市東野幌本町7-5(セリオのっぽろ内)0120-516-086
メール hokkaido.young.carer2022@gmail.com

▶特集に関するお問い合わせ/道庁高齢者保健福祉課 TEL.011-204-5275

以上「広報 ほっかいどう 8月号」より。

家庭内で抱え込まずに、各種機関に相談することが大切ですね。
気になる方はまずは相談してみてはどうでしょうか?

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