PENTAX HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4ED Limited DC WR 機種別レポート

見た目もレンズ性能だ
PENTAX KPとの組み合わせで見た目も描写も満足の1本

最新技術満載のDA Limitedズーム
 PENTAX HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4ED Limited DC WRは、35mm判換算で30.5〜61.5mm相当の画角をカバーするAPS-C用ズームレンズだ。PENTAX DA Limitedシリーズ初のズームレンズであり、同シリーズ初のWR(防滴構造)を採用している。レンズ構成は8群9枚とシンプル。非球面レンズ、特殊低分散(ED)レンズ、異常低分散レンズをそれぞれ1枚ずつ採用することで高精細でありながら、やわらかな描写を実現している。同社従来のマルチコーティングと比較して50%以下という低反射を実現し、逆光や強い点光源が入るような撮影条件でもゴーストやフレアの発生を低減するHDコーティングが施されている。撥水性、撥油性に優れたペンタックス独自のSP(Super Protect)コーティングも施されており、汚れが付きにくく、落としやすい。絞り羽根は9枚の円形絞りで自然なぼけが得られるだけでなく、やわらかいぼけ味が得られる。さらにLimitedシリーズとしてはじめてレンズ内DCモーターによるAF駆動を採用している。
 最新テクノロジー満載のDA Limitedズームだが、単焦点DA Limited並みの画質を目指した結果か、標準ズームレンズでありながら20-40mmで2倍というズーム焦点距離の短さ、F2.8-4.0という明るいのか、暗いのか判断に迷う開放F値という評価を受けることも多かった。ただし、このレンズ、鏡胴やフードなどはアルミニウムの削り出しパーツが使用され、クラシックなデザインと質感が相まって、軽量コンパクトで非常にかっこいい。2017年2月に発売されたクラシックでコンパクトなデザイン、しかし有効約2,432万画素のPENTAX KPと組み合わせることで、見た目だけでもほしくなる高精細な描写の標準ズームとして再評価されている。見た目も性能だと考える筆者も大好きな1本だ。

電子書籍「Foton機種別作例集109 フォトグラファーの実写でレンズの実力を知る PENTAX HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR 機種別レポート: PENTAX KPで撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズなどから結論部分のみを掲載したものです。
※実写作例、解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

●HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4ED Limited DC WR
レンズ構成:8群9枚
最大径×全長:Φ71.0×68.5mm
重量:約283g
価格:77,000円前後 
※2017年5月独自調べ

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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