FUJIFILM X-Pro2 機種別レポート 齋藤千歳の結論

FUJIFILM X-Pro2 機種別レポート 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズなどから結論部分のみを掲載したものです。
※実写作例、解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

電子書籍「Foton機種別作例集100 フォトグラファーの実写でカメラの実力を知る FUJIFILM X-Pro2機種別レポート: FUJINON XF10-24mmF4 R OIS/FUJINON XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR/FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIで撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。

見た目もカメラの性能だ
光学ファインダーでのスナップの楽しみを実現する1台

独自の機能とデザインも魅力的だ
 FUJIFILM X-Pro2は、APS-CサイズのX-Trans CMOS III(有効画素数約2,430画素)センサーを搭載したFUJIFILM Xシリーズのフラッグシップモデルだ。画像処理エンジンX-Processor Proを搭載し、レスポンスはよく、最高約8.0コマ/秒の高速連写が可能だ。また、フィルムシミュレーションモードにより、PROVIAやVelvia、ASTIAなどの色彩が楽しめる。さらに新たなモノクロモード「ACROS」も搭載されている。
 X-Pro2の最大の特徴は、デジタルカメラでありながら、光学のレンジファインダーを搭載している点だろう。このファインダーは電子ビューファインダー(EVF)と光学ファインダー(OVF)、エレクトロニックレンジファインダー(ERF)を切り替えることのできるアドバンストハイブリッドマルチビューファインダーとなっている。すなわちEVFとOVFを切り替えて使うことのできるまれなカメラなのだ。この点が、FUJIFILMのもうひとつのフラッグシップであるX-T2との選択で多くのユーザーが悩む原因となっている。両モデルとも使用した筆者の感想としては、最終的にはデザインの好みで選んでもよいと思う。細かいことをいうなら、広角から標準レンズでスナップ的な撮影を中心にするならX-Pro2、望遠域のレンズを使うことが多いならX-T2であろうか。広角から標準域のレンズと光学ファインダーでのスナップ撮影ではX-Proならでは楽しさがあるのは事実だ。ただし、筆者の場合、望遠レンズで撮影するときはレンズとファインダーの位置が同一直線上にないと撮影しづらいのでX-T2を選択する。また、FUJIFILMのXシリーズは、ファームウエアのアップデートによる機能の追加や更新が小まめに行われ、ユーザーの要望が反映されることが多い。この点も、末永く付き合う愛機としては安心感がある。

●FUJIFILM X-Pro2
有効画素数:約2,430万画素
撮像素子:APS-Cサイズ
ISO感度:ISO 100〜51200
大きさ:約140.5×82.8×45.9mm
重さ:約445g(電池・記録メディア含まず)
価格:190,000円前後 
※2017年4月独自調べ

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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