Canon EOS 9000D 機種別レポート 齋藤千歳の結論

Canon EOS 9000D 機種別レポート 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズなどから結論部分のみを掲載したものです。
※実写作例、解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

電子書籍「Foton機種別作例集099 フォトグラファーの実写でカメラの実力を知る Canon EOS 9000D 機種別レポート: EF50mm F1.8 STM/EF85mm F1.8 USM/EF100mm F2.8マクロUSM/EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM/EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM/EF17-40mm F4L USMで撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。

中級機としても十分◎
撮影に困るシーンが想像しづらい高性能エントリー機

 「じつはEOS Kissで十分なのではないか?」。筆者は、新しいEOS Kissが発表され、その性能が中上位機に差し迫るたびに、そう思っていた。今回のEOS 9000D(以下、9000D)と同時に発表された兄弟機EOS Kiss X9i(以下、X9i)についても、同じことを思っている。9000DとX9iはほぼ同スペックで、APS-Cで有効画素数は約2,420万画素、連続撮影速度は最高約6コマ/秒、常用ISO感度は25600、最新の映像エンジンであるDIGIC 7を搭載し、オールクロスの45点AFセンサーなどは共通している。少し前の中級機どころか、プロ機並みのスペックで、小さくて軽く、しかも安いのだ。それでもKissシリーズに乗り換えられなかった理由は、機種名のイメージが優しすぎるからではなく、サブ電子ダイヤルがなかったからだ。同じ理由でKissシリーズへの乗り換えを選択しなかった方やサブ機としても性能は十分だが購入しなかったという方も多いのではないだろうか。しかし、EOS 8000Dからは、サブ電子ダイヤルを搭載し、上位機と同じ操作系を実現したエントリー機が用意された。その最新モデルが9000Dだ。
 9000Dの商品カテゴリーは、プレミアムエントリーだが、購入検討時の比較対象は値段も含めEOS 80D(以下、80D)になるだろう。気になる違いは、連続撮影速度が80Dは最高約7コマ/秒とひとコマ多い、さらにファインダー視野率が約100%と約95%の9000Dより優秀な点などがある。逆に9000Dは映像エンジンが最新のDIGIC 7であり、常用ISO感度が25600まで拡張されたこと、BluetoothやNFCにも対応するなど、多くの新技術が盛り込まれている。この点は、一長一短なので、個人の好みとなるが、筆者は実際に持ってみた印象が最終的な決断の重要なポイントになると思う。やや大ぶりな80Dか、小型軽量の9000Dか、決め手は持ち心地になるだろう。

●Canon EOS 9000D
有効画素数:約2,420万画素
撮像素子:22.3×14.9mm APS-C
ISO感度:ISO 100〜51200
大きさ:約131×99.9×76.2mm
重さ:約493g(本体のみ)
価格:104,000円前後本体のみ) 
※2017年7月独自調べ

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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