Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 機種別レポート 齋藤千歳の結論

Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 機種別レポート 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズなどから結論部分のみを掲載したものです。
※実写作例、解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

電子書籍「Foton機種別作例集094 フォトグラファーの実写でレンズの実力を知る Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 機種別レポート: Nikon D500で撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。

人生の変わるレンズ?
超望遠撮影の楽しさに目覚めしてしまう可能性大

被写体の幅が一気に広がる超望遠
 AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは、200mmの望遠から500mmの超望遠をカバーする超望遠ズームレンズだ。今回使用したDXフォーマットのD500では300〜750mm相当となる。重量は三脚座なしで2,090g、最大径は10cmを越える。これまでキットレンズの70〜300mmなどを使っていた人にとっては巨大なレンズだが、500mmクラスとしてはさほど大きなレンズではない。手ぶれ補正効果も約4.5段と強力なので手持ちでの撮影も可能。というより、作例はほぼすべて手持ちで撮影している。また、手ぶれ補正のVRモードに「SPROTS」モードを搭載。高速撮影時に安定したファインダー像で撮影できるようになっている。画質についても、色収差を効果的に抑えるEDレンズを3枚採用するなど、ズーム全域にわたって高い光学性能を発揮する1本だ。
 さて、これらのスペックのよりも気になるのは、実売価格で15万円を切る価格である。実際に撮影するとわかるのだが、子どもの学芸会や運動会でも実は300mmは短い。だが、300mmを越える純正の望遠レンズは、一般ユーザーにおすすめできる価格のものがなかった。AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは無理に高いボディを買うよりも、ボディのランクを落としてでも購入してほしいレンズ。学芸会や運動会、スポーツ大会の写真が劇的に変わることは間違いない。ただし、この超望遠レンズで動く被写体をねらうという撮影は、病みつきになる人が多いので注意を。気が付くと鳥や飛行機、列車などの撮影に病的にハマる可能性も高い。また、画質もコストパフォーマンスも高いが、最上位の超望遠レンズ群に比べるとAF速度にわずかに遅い点も、高価なレンズへの買い換えを続けるレンズ沼へのスタートとなることもあるレンズだ。

●Nikon
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
レンズ構成:12群19枚
最大径×全長:Φ108×267.5mm
重量:約2,300g(三脚座を含む)
価格:145,000円前後 ※2017年3月独自調べ

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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