Nikon D500 機種別レポート 齋藤千歳の結論

Nikon D500 機種別レポート 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズなどから結論部分のみを掲載したものです。
※実写作例、解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

電子書籍「Foton機種別作例集093 フォトグラファーの実写でカメラの実力を知る Nikon D500 機種別レポート: AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR / AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR / AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR で撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。

すべての基本動作が快適
その大ぶりなボディが好きになるほど撮影が気持ちいい

撮影者のテンションが上がる1台
筆者は同じ性能なら、小さくて軽いものが好きだ。これは、ごく当たり前だし、普通の感覚だと思う。なので、最近は小さくて軽いミラーレス一眼や一眼レフもコンパクトなエントリー機を好んで使っていた。それこそD500クラスのフルサイズ? 一眼レフ(撮像素子ではなくボディサイズがという意味で)を使うのは久しぶりといった状況である。しかし、同時に用意した高性能レンズ、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRなどを装着して、高剛性炭素繊維複合素材とマグネシウム合金で構成されたボディを握ると、いつもよりも撮影へのテンションが上がる。また高い防塵・防滴性能を有しながら薄型化されたボディに形状により、グリップが深く、大きく重いレンズを装着した際のバランスがいい。
掲載した作例を見てもらうとわかるように、今回は真冬の北海道で撮影した。最低気温は−17度。カメラのメーカー動作環境の使用温度は0〜40℃だが、 不安を感じることはなかった。低温下で気になるバッテリーのもちも、使っているほうがあきれるほどよくもつ。この点は、ミラーレス一眼に比べて、いまだに一眼レフの大きなアドバンテージだろう。最高気温が0℃を下回る日の撮影も多く、常に手袋をした状態で撮影操作をしていたが、大ぶりなボディにゆとりをもって配置されたダイヤルやボタンは確実に操作できる。操作にストレスを感じることはなかった。D500はDXフォーマットの特性を活かしてハイエンド機であるD5との組み合わせで、プロが使うことを想定したカメラだ。そのためDXフォーマット最強の性能は、数値だけではなく被写体をとらえて撮影するという、カメラの基本動作のすべてが気持ちよく感じる。大きなカメラが好きではない筆者も、これだけ気持ちいいなら大きくても我慢しようかと思わせるのがD500といえる。

●Nikon D500
有効画素数:2,088万画素
撮像素子:ニコンDXフォーマット
ISO感度:ISO 100〜51200
大きさ:約147×115×81mm
重さ:約860g
価格:205,000円前後
※2017年3月独自調べ

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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