水子貴晧・Foton機種別作例集『オールドレンズデータベース』シリーズの第二弾!


新シリーズ第二弾『オールドシリーズデータベース』はLZOS MC Jupiter-9 85mm F2.0

■新シリーズ『オールドレンズデータベース』を始めます
『Foton機種別作例集』において、あらたに旧製品レンズのレビュー本として『オールドレンズデータベース』を新シリーズとして始めました。その第二弾としてM42スクリューマウントのロシア・リトカリノ光学ガラス工場(LZOS)製MC Jupiter-9 85mm F2.0(ЛЗОС МС Юпитер-9 85mm F2.0)をとりあげました。秋山薫さんと水子貴皓の共著です。

【書名】『Foton機種別作例集339 LZOS MC Jupiter-9 85mm F2.0 オールドレンズデータベース』
【制作】ぼろフォト制作委員会
【著】秋山薫、水子貴皓
【編集】秋山薫
【監修】齋藤千歳、小山壯二
【価格】250円

■絞りによる解像力変化、最短撮影距離、周辺光量落ち、絞りによるぼけの変化をチェック
本書は既刊の『レンズデータベース』シリーズと同じように、絞りによる解像力変化、最短撮影距離、周辺光量落ち、絞りによるぼけの変化をそれぞれ撮影し、あわせて実写画像を交えつつ取り上げるレンズの実力をみていこうというもの。カメラのファインダーを見ながら「こんな感じかなあ」とぼんやり思っていたことを、テストチャートの撮影により「こういう傾向を持っていますよ」をわかりやすく示す本にしました。

■LZOS MC Jupiter-9 85mm F2.0とは
LZOS MC Jupiter-9 85mm F2.0は、ロシア・リトカリノ光学ガラス工場(LZOS)製のM42スクリューマウントレンズ。ロシア語では「ユピーチェル(木星)」と読みます。戦前のドイツ製距離計連動式カメラContax用の交換レンズであるカール・ツァイス「Sonnar 85mm F2.0」(1933年)の設計を引き継いでいます。
名レンズとして光学系をほとんど変えずに何十年も製造・販売されました。

■レンズ技術の推移がわかるかも
本シリーズでは今後も国内外のすでに旧製品となったレンズを取り上げていくつもりです。著者たちにまずそれらがいまのデジタルカメラボディではどういう描写になるのか興味がありますし、製品によっては伝説や枕詞のように評される伝聞的な形容はほんとうなのかなあ、と自分たち自身の目で確かめてみたいという思いもあります。そして、かっこよくいうと現代のデジタルカメラ用に設計されているレンズへいたる光学技術の革新の推移が感じ取れるようになればおもしろいですし、実用になる絞り値や使用上の注意などを考えつつ、「いまのカメラでも意外といけるかも」という製品があわよくば見つかるといいなあ、という思いもあります。

月額制読み放題サービスkindle unlimitedにも対応しています。ぜひご一読くださいませ。そして、続編にもご期待ください。

水子貴皓 MIZUKO Takahiro

大学在学中に写真・カメラの面白さ奥深さを知り、
卒業後はフリーランスのスチールカメラマンとして活動を開始。
現在では、スチールに加えムービーやドローン、360度カメラなどのガジェットを使い
活動しています。
また拠点である岡山の風景を撮影、それら風景写真の展示・販売なども行っています。
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