VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STM for Sony E mount 35mm Full-frame レンズデータベース 齋藤千歳の結論

VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STM for Sony E mount 35mm Full-frame レンズデータベース 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズを結論部分を掲載したものです。
※解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

低価格でスタンダードな85mm
安心して使えるリーズナブルで製作精度の高いAFポートレートレンズ

 VILTROXは、ビルトロックスと読み、2007年に中国・深センで「Jueyingテクノロジー株式会社」としてカメラアクセサリーの製造・設計などを開始したメーカーです。今回紹介したVILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STMのソニー Eマウント向けや、同レンズのフジフイルム Xマウント向け、マニュアルフォーカスのVILTROX PFU RBMH 85mm F1.8やVILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPHなど、ソニー Eマウントを中心に交換レンズも精力的に発売しています。ネットショップなどでみかけて気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、35mm判フルサイズ対応のソニー Eマウント向けVILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STMを使い、詳細に各種テストを行いました。
 VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STMを含む、ソニー Eマウント向け85mmの大口径レンズは、純正はもちろん、ツァイス、シグマ、サムヤン、中一光学など競争の激しいカテゴリーです。しかし、本レンズはAFを搭載する同カテゴリーの製品としては46,000円前後と、もっとも実勢価格が安いのが最大の特徴になっています。また、価格が安いのにも関わらず、レンズ本体全体が金属パーツ製でビルドクオリティも高く、STM(ステッピングモーター)で駆動するAFとともに多くのユーザーの注目を集めるレンズに仕上がっています。
 レンズ描写については、実勢価格が10万円を超えるようなミラーレス一眼専用最新設計レンズのような絞り開放から画面周辺部までキレキレの解像力とはいきません。中央部の解像力は非常に高いのですが、35mm判フルサイズのEマウントでは比較的周辺部の解像が苦手です。しかし、一眼レフ時代の85mmと考えば、十分以上の性能といえます。また、ポートレートレンズとして気になるぼけの描写については、非球面レンズの影響などがなく、素直で美しい描写が得られます。AFについても通常の撮影では不満を感じることはありませんでした。AFは瞳AFにも対応しており、明るい単焦点レンズでポートレートを撮影してみたい方には安価で十分な性能のよいレンズです。

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。