吉田裕吏洋・Cyber-shot DSC-RX0でネコを撮る #001
超小型デジタルスチールカメラCyber-shot DSC-RX0、初めての出会いは、ソニーストア札幌でした。ソニーストアのスタッフさんとの何気ない会話から、このカメラは猫撮りに使えるのではないかとなったのです。 「ソニー・イメージング・プロ・サポート」会員である私、さっそく機材の試用貸出機材の手続きをしてしまいました。そして届いた機材を手にした翌日、さっそくの猫撮りに向かい、このカメラの無限の可能性に気付き、ロケ数回を強行、その貸出機材で仕上げたのが「Foton機種別作例集176 フォトグラファーの実写でカメラの実力を知る Sony Cyber-shot DSC-RX0 機種別レポート: Cyber-shot DSC-RX0でネコを撮る Kindle版」になるのです。この電子書籍は今後の記事のベースにもなりますので是非ご一読いただければと思います。 RX0での撮影は従来のカメラでは感じられない楽しさあったため、さっそくRX0を購入、猫撮りの時は必ず携帯しスーパーサブカメラとして撮りまくっておりました。 ですが、この超小型ボディの特性をイカすべく、アクロバティックな構図を狙った時や、奥まった隙間など薄暗い所での撮影などは、手振れ補正機能がないことや、f4固定でシャッタースピードが稼げないということもあり手振れ写真を連発しておりました。
また、背面の超小型なモニターは構図の確認は出来てもピントの確認まではしにくいのが正直なところです。
PCに取り込み後、手振れに気が付きがっかりってことも多々ありました。 とは言え、超小型サイズのカメラ、そのサイズ感を最大限利用する手はないかとの模索がはじまりました。カメラ本体のシャッターを使わなければ手振れが起きない。そんな仮説にたどり着いたのです。もちろん両手でホールドして撮影すれば手振れはほとんどおきません。でも、それでは、このカメラの魅力を最大限にイカすことは出来ないのです。 ソニーにはWi-Fi対応カメラを便利に使うための無料アプリケーションPlayMemories Mobileがあります。iPhoneやAndroid端末でモニタリングしながらリモコンシャッターが切れるアプリです。
端末でモニタリングしながらシャッターを切れるのはとても便利です。アプリのシャッターボタンをタップすることでシャッターが切れるのです。またこれは端末の機種に依存するのですが、物理シャッター(この端末では右側面の一番下の突起)がある端末では、そのボタンを押すことによりシャッターが切れるため、カメラ本体の背面モニターを目視で確認しながら、端末の物理シャッターをレリーズ代わりとして使用することも出来るのです。 とても便利なのですが、このアプリ経由でのシャッター操作は、ボタンを押してからシャッターが切れるまでに一拍のタイムラグがあるという現実もあります。またWiFi環境によってはモニタリングにもタイムラグが生じる場合もあります。動く被写体「猫」では使えない場面もあり、アプリ経由での撮影は使う場面を選ぶようです。 とは言え遠隔でのシャッター操作は有効です。更に良い方法はないかと、またソニーストア札幌へ向かうのでした。(つづく)
吉田 裕吏洋 Yoshida Yurihiro 何気に撮った1枚の外猫写真、それをきっかけに行くところ行くところで猫に出会うようになる。 北海道内を中心に外猫・街猫の撮影を行っています。 猫写真のブログ「ゆりねこ」 Facebook yurihiro.yoshida