栄養士のおはなし「減塩に取り組みましょう」減塩のポイントなどを紹介
市国保特定健診(集団健診)で健診前日の食塩摂取量が1日のナトリウム摂取目標を大きく上まわったという北海道砂川市。
「広報すながわ 2022.8.15」では栄養士による減塩への取り組み方や減塩のポイントが解説されました。
写真はイメージです。
以下、「広報すながわ 2022.8.15」より転載。
栄養士のおはなし 減塩に取り組みましょう 〜特定健診の結果より〜
市国保特定健診(集団健診)では、健診前日の食塩摂取量を推定できる検査を昨年度から取り入れています。結果には± 3g の誤差はありますが、6 月の健診受診者398 人の食塩摂取量の平均は男性9.11g、女性8.46g であり、1 日のナトリウム(食塩相当量)摂取目標量(下記)を男女ともに大きく上回っています。塩分は過剰に摂取すると高血圧や腎臓病の原因になります。6 月の健診結果では、正常血圧の120/80mmHg 未満に該当する方は21.4%でした。1 日当たり1g の減塩で収縮期血圧が約1mmHg減少すると言われ、2mmHg 下がることで脳血管疾患での死亡リスクも下げることができます。普段の食生活の中でほんの少し意識することで減塩につながりますので、できるところから始めてみましょう!
減塩のポイント!
・だし、うまみを活用する
・レモン、酢、ゆずなどの酸味、香辛料を活用する
・ 商品の成分表示を見て、塩分量を確認する
・ すべて薄味ではなく、1 品はしっかり味を付けてメリハリを出す
・ 野菜・果物などのカリウムをたくさんとる(腎機能が低下している方は医師の指示に従ってください)
以上、「広報すながわ 2022.8.15」より転載。
気を付けないとつい取り過ぎてしまう塩分、ポイントをおさえて、上手に減塩したいものですね。