PENTAX KP 機種別レポート 齋藤千歳の結論
PENTAX KP 機種別レポート 齋藤千歳の結論
※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズなどから結論部分のみを掲載したものです。
※実写作例、解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。
電子書籍「Foton機種別作例集104 フォトグラファーの実写でカメラの実力を知る PENTAX KP 機種別レポート: smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF] / HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR / HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AWで撮影」から結論部分を抜粋して掲載しています。
気分は小さなK-1
自分好みにカスタムしてじっくりと付き合いたいカメラ
小さなボディに最新機能を満載
PENTAX KPは、有効約2,432万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載したPENTAXのミドルクラスモデルだ(2017年5月現在)。最大の特徴は最高ISO 819200という超高感度が選択可能で、高感度でもノイズの少ない高画質が得られる点。実際にISO 6400〜12800程度までは十分に実用レベルの画質で撮影できる。しかし、それ以上に多くのユーザーの心を奪ったのが、その外観だろう。PENTAX KシリーズのフラグシップであるK-1を彷彿させる軍艦部が三角形にとがったとんがり頭。さらに電池・記録メディアを含んでも約703gという小型軽量のボディでありながら、本体上部液晶を搭載しないことで、操作用ダイヤルを4つも搭載したメカニカルでクラシックなデザインは、高い操作性と所有欲を両立させるものになっている。これに加えてKPには、Kシリーズの各種機能がてんこ盛りなっている点も見逃せない。実勢価格がほぼ倍のK-1とあまり変わらない機能が搭載されている。その一部を紹介すると、5軸5段の強力なボディ内手ぶれ補正機構SR II、−3EV低輝度対応AE・AF、防塵・防滴構造、−10℃耐寒動作保証、超高精細画像の撮影を可能にするリアル・レゾリューション・システムやHDR撮影、多重露出など、全部使いこなせるか心配になるほど。
APS-Cの小さなK-1といえるKP。13種類もの色あいコントロールを行うカスタムイメージや21種類のデジタルフィルターなども搭載しており、機能を理解し、使うだけでひと苦労ともいえるほど多彩。また、多くのユーザーにじっくりと使ってほしいという作り手からのメッセージを、KPはグリップ交換システムやスマートファンクション、ボタンカスタマイズなどから強く感じる。軽量コンパクトなボディに多彩な機能を搭載したKPは、自分好みにカスタムして、じっくり付き合いたいカメラだ。
●PENTAX KP
有効画素数:約2,430万画素
撮像素子:APS-Cサイズ
ISO感度:ISO 100〜819200
大きさ:約131.5×101.0×76.0mm
重さ:約643g(電池・記録メディア含まず)
価格:120,000円前後
※2017年5月独自調べ
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齋藤千歳 Saito Titoce Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、 カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、 カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。 カメラのキタムラさんが運営する ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および 学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。 特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。 焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。 PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。 ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、 北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。 Facebookはtitoce.saitoです。 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。