齋藤千歳・今日の1枚 Canon EF17-40mm F4L USMで撮る35mm判フルサイズの広角

齋藤千歳・今日の1枚 Canon EF17-40mm f/4L USMで撮る35mm判フルサイズの広角

EF17-40mm F4L USM/SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11/Sony α7R III/牧草ロールの位置と雲の形を意識して撮影した1枚。まさに北海道といったイメージです。

APS-C機時代から愛用している広角ズーム
EF17-40mm F4L USMは、キヤノンEFのLレンズ広角ズームのなかでも、価格が安く、手を出しやすい1本になっています。
いまでは35mm判フルサイズのデジタルカメラもちょっと前に比べるとかなり価格がこなれて、私も現在は35mm判フルサイズ機が中心に使っています。
ただし、EF17-40mm F4L USMを入手した当時はAPS-C機を中心に使用しており、35mm判フルサイズ機で使用したときの周辺画質はそれほど重視していませんでした。
掲載した画像をみてもらっても、周辺部の牧草ロールの形がやや歪んでいるのがわかります。
当然、EF17-40mm F4L USMにマウントアダプターSIGMA MOUNT CONVERTER MC-11を使ってSony α7R IIIで撮影している影響もあるでしょう。
レンズをソニー純正にすれば、各種収差を補正してくれるはずです。

現在、私が同じクラスのレンズを買い換えるとしたら、新製品のEF16-35mm F4L IS USMを選択すると思います。
ただし、EF17-40mm F4L USMは新品だけでなく、中古での価格も安く、周辺画質に神経質にならない方にとってはコストパフォーマンスの高い1本です。
35mm判フルサイズに対応したEFレンズですが、APS-C機中心に使う方にとっては汎用性の高い1本として活躍してくれると思います。
周辺画質が気になるといってもEFの「Lレンズ」にしてはという印象なので、手軽なLレンズデビューにもおすすめの1本といえるでしょう。

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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