「スタイロフォームで車中泊用網戸を自作」北海道車中泊日記・こんなもん使ったみた!

北海道車中泊日記・齋藤千歳のこんなもん使ったみた!
スタイロフォームで車中泊用網戸を自作

スタイロフォームで枠を作って網戸を黒布ガムテープで貼って、全体をガムテープで補強しただけです。

北海道の夏なら、この網戸だけでたえられるかもしれません

窓のサイズに合わせてスタイロフォームをカッターで切り、網戸? いや防虫アミを貼る穴をあけます。

複雑な形の窓でなければ、多少の隙間は空きますが大丈夫だと思います

お盆を過ぎた現在、北海道の車中泊は、暑さ対策から寒さ対策に移行しています。
しかし、ときたま暑いのでやはり窓を開けたいときもあるわけです。悩むことなく、アイドリングしてクーラーを付けるので関係ないというみなさまについてはお友達にもなれないですし、お友達にもなりたくありません。車中泊の仮眠中はアイドリングストップでお願いします。
とはいえ、クルマの窓を全開では防犯上の問題もありますし、虫も入ってきます。クルマの窓にネットかぶせるだけのやつは、防犯上不安なのです。

車中泊用のフラットな床を作るために買った断熱材であるスタイロフォームが家に余っているのをみて「これで作れるのでは?」と思ったのが今回の自作網戸です。
網戸を付けたいクルマの窓をサイズをざっくり測ります。センチ単位でずれないくらいの精度でスタイロフォームを切ります。カッターで簡単に切ることができます。今回は厚さ2.5cmを使っています。
自作した網戸自体をクルマのパワーウィンドウで挟んで固定するつもりなので、簡単に折れない程度の強度を残して防虫アミを貼る穴を開けます。
穴の部分を先に黒布ガムテープで補強してスタイロフォームが見えないようにしたら、防虫アミを黒布ガムテープで貼ります。そのあとは芯材にしているスタイロフォームが見えなくなるように黒布ガムテープを巻いたら完成です。

最後に完成したスタイロフォーム製網戸の端に黒布ガムテープでヒダを付けることで1cm以下の隙間が埋まるようなしくみにしています。クルマの窓に挟んだときの内側と外側の両方に黒布ガムテープで1cm程度のヒダを作り感じです。これで細かな隙間が埋まると思います。

スタイロフォームの強度がさほど高くないので、枠に対してあまり大きな網戸用の窓を開けることはできませんが、朝晩は基本的に冷え込む北海道での車中泊であれば、自作した網戸と扇風機の組み合わせでかなり涼しくなるかと思います。また、網戸の穴を手の入らない小さめのものにしたり、私は黒布ガムテープにしましたが、表面に貼るテープの色や素材で強度が高いように見せたりもできるので、窓のネットをかぶせただけより防犯性は高いように思います。

本気になれば、割れるのでは? といわれると、そのとおりですが、そうなると窓でも割れるので……。材料費も安いので、試してみてはどうでしょうか?

※記事の内容は、著者本人が実際に試してみた事実や感想をまとめたものです。記事の内容を参考にご自分でなにかをされる場合は、当然自己責任でお願いします。

■材料の購入は、こちらかもできますが、近所のホームセンター ホーマックとかで買った方が安いと思いますよ!

ホームセンターで普通に売っているので、ネット通販には向かないと思います。

100円ショップとかにも防虫アミは売っている気がしますが……

私は近所のホームセンターで買いますよ

 

齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。