Canon EOS Kiss M EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM EF-M22mm F2 STM ダブルレンズキット レンズデータベース 齋藤千歳の結論

Canon EOS Kiss M EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM EF-M22mm F2 STM ダブルレンズキット レンズデータベース 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズを結論部分を掲載したものです。
※解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

レンズキットで購入するのが◎
ズームレンズと単焦点レンズの違いを知って使いわけるともっと楽しい

 2018年12月現在、EOS Kiss Mを購入しようと考えると、ボディのみ、M15-45mm F3.5-6.3 IS STM レンズキット、EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM レンズキット、ダブルレンズキット(EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM+EF-M22mm F2 STM)、ダブルズームレンズキット(EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM+EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM)からの選択が可能になっています。結論からいうと、買うならダブルズームキットか、ダブルレンズキットです。なぜなら、レンズキットで購入すると、あとから追加で購入するのに比べてレンズの価格が半額以下という価格差でボディといっしょに購入できるからです。
 それならEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM レンズキットでいいじゃないという意見もあるとは思いますが、せっかくレンズ交換式のミラーレス一眼を購入したなら、レンズを交換する楽しみやレンズごとの個性や特性を楽しんでほしいのです。ということで、本書では、ダブルレンズキットに付属するEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMとEF-M22mm F2 STMの各種実写チャートをご覧いただきました。ズームレンズ全盛の世の中なので、購入前は普段はズームのEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMを着けてと思っている方も、コンパクトで解像力が高く明るい単焦点のEF-M22mm F2 STMが気が付いたらメインレンズになっていたということが多いのではないでしょうか。どちらのレンズも最短撮影距離が短くマクロ的な撮影に強い、そして周辺光量落ちへの心配はほぼありません。解像力についても基準となるチャートの1.1はほぼ問題なく解像し、単焦点のEF-M22mm F2 STMのほうが少し解像力に優れた印象です。もっとも大きな違いとしては感じたのは、EF-M22mm F2 STMは明るい絞りから全体の解像力が高いのに対して、EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMは絞り込まないと画面全体の解像力が上がらないことです。そのためダブルレンズキットでは単焦点がメインで、ズームの必要なシーンでEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMを装着するという使い方がおすすめです。

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
 カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、カメラ・写真および北海道関連の
電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。