Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM レンズデータベース 齋藤千歳の結論

Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM レンズデータベース 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズを結論部分を掲載したものです。
※解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

EF-Mユーザー必携の超広角
コンパクトでよく写って、しかも安い! ぜひ使ってほしい1本

 EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMは、EOS Kiss MなどのAPS-C撮像素子を採用するEOS Mシリーズに装着すると18mmから35mm相当の画角をカバーする超広角ズームです。EF-M用の標準ズームであるEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMの苦手とする広角側をカバーするレンズとなっています。結論からいうならば、EOS Mシリーズユーザーなら、ぜひ購入してほしい1本です。筆者は個人的にEF-M+EOS Mは、ハイエンドを目指さない一般カメラユーザーにとって幸せになれるカメラシステムだと思っています。そのため、自分ならどの順番でどのレンズをそろえるかなどをよくシミュレーションします。そのなかで、2番目に購入するのがEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMになります。最初はEOS Kiss MといっしょにダブルズームキットでEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMとEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMを入手します。次に広角側を拡張するために購入するのがEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMです。この3本で普段撮影する焦点距離はほぼカバーされます。さらに大きなぼけや高い解像力をプラスするためにEF-M32mm F1.4 STMもしくはEF-M22mm F2 STMを購入すると、ほぼカメラシステムとして完成形となります。単焦点レンズを高くて重いEF-M32mm F1.4 STMにしたとしても、カメラ本体とレンズ4本で約18万円。35mm判フルサイズのミラーレス一眼なら、カメラボディ本体すら買えない価格でシステムがそろうわけです。しかも、レンズ4本とボディの合計重量が約1.2Kgになります。レンズキャップなどの付属品を足したとしても1.5Kg程度でフルシステムが持ち歩けるのです。必要十分な高性能で、軽くてコンパクトで、しかも安いのがEOS Mです。キヤノンの新レンズRFの高級標準ズームRF28-70mm F2 L USMは実勢価格で37万円、質量1,430gと比較しても、幸せになれそうな気がしませんか。EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMは、APS-Cで約2,410万画素のEOS Kiss Mの高性能を十分に引き出してくれる、安くて軽いユーザーを幸せにしてくれる超広角レンズといえるのです。

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
 カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、カメラ・写真および北海道関連の
電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。