吉田裕吏洋・Cyber-shot DSC-RX0でネコを撮る #002
前回はRX0本体の形状からシャッターを切る時にブレやすく、シャッターの遠隔操作が有効だというお話をしました。ところが実際はシャッターを切る操作をしなくても小さく少しずんぐりした形状は中々ホールドしにくいものであります。
そこで考えたのは小さなカメラ本体を摘まみ持つより棒状のグリップを握った方がブレにくくなるということでした。遠隔シャッターも大切だけど、本体をしっかりホールド出来ることも大切であると、今回は先にその辺のお話をしてみたいと思います。 さて、RX0には専用のグリップやジンバルは発売されておりません。ひとまず身近にあるもので代用を考えてみました。ちょうど良さそうなものがありました。
Manfrottoのテーブルトップ三脚とマイクロボール雲台です。
実際にRX0を装着してみました。
脚を閉じればグリップになる、脚を開けば猫目線の三脚になる、この組み合わせは中々使えそうです。 この組み合わせで猫を撮ってみました。写真の様に三脚状態で猫の前に置き、自分は少し離れて、スマートフォンのアプリPlayMemories Mobileでモニタリングしながらシャッターを切ってみました。
もちろん手振れのない安定した画像を取得出来ます。この組み合わせはとても有効なことが確認出来ました。ただし、前回もお話しましたが、このアプリ経由でシャッターを切ると一拍のタイムラグがあるのです。ほんの一拍なのですがやはり気になるものは気になって仕方がありません。ここから遠隔シャッターへの模索が始まるのでした。
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この電子書籍は今後の記事のベースにもなりますので是非ご一読いただければと思います。(つづく)
吉田 裕吏洋 Yoshida Yurihiro 何気に撮った1枚の外猫写真、それをきっかけに行くところ行くところで猫に出会うようになる。 北海道内を中心に外猫・街猫の撮影を行っています。 猫写真のブログ「ゆりねこ」 Facebook yurihiro.yoshida