LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift 実際の大きさ・重さ、そして感触

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift 本当の大きさ・重さ、そして感触

カメラレンズのサイズは、メーカーのよって多少表記は異なるものの、最大径×長さ(マウント面から)などと書かれているものが大部分です。
これを信じてカメラバッグに入ると考え、購入したら、当たり前ですがフードのほうが最大径が太くて、うまく収まらない。
マウント面からの長さでは、前後レンズキャップを装着した収納時のサイズがわからない。
そんな筆者が実際に体験した不満を解決するために電子書籍「レンズデータベース」シリーズに掲載した「レンズ詳細備忘録」のページを抜粋して紹介します。
今回はLAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shiftの実際の大きさ・重さ、そして感触 の報告です。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift レンズキャップあり・なし

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift レンズキャップあり・なし

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 LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shiftは、シフトを行うためにΦ65mmという大きなイメージサークルをもつレンズだけあり、ラオワの広角レンズのなかでも、かなり大ぶりです。ロック機構はないがバヨネット式の専用フードを装着した際の最大径は約83mm、長さは約140mm、質量も約900g近いので、かなりの存在感があります。また、前玉も大きくドーム状にせり出しているのがわかるでしょう。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift シフトの様子

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift シフトの様子

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 LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shiftは、シフト機能をもつレンズなので、鏡筒部分が上下、もしくは左右などにスライドします。シフトする方向は、レンズ鏡筒部が回転する仕組みになっており、15度刻みで角度が選べるようになっています。そのため、上下もしくは左右だけでなく、斜め方向にもシフトできる構造。これをどう使うかによって、よりインパクトのある写真が撮影できるでしょう。おもしろい仕組みです。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift マウント部分

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift マウント部分

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 本レンズはカメラ本体と各種情報をやりとりするための電子接点がないフルマニュアルレンズです。そのため、撮影時の設定のいくつかはファイルに記録されません。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift ピントリング

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift ピントリング

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 3本のリングが配置されるLAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shiftのなかでもピントリングは、もっとも先端部に配置されています。幅は約12mm。操作時の感触は非常になめらかで工作精度は高いです。しかし、筆者には少し重く感じました。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift 絞りリング

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift 絞りリング

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 レンズ鏡筒部中程の配置された絞りリング。幅は約5mmです。F4.5、F5.6、F8.0、F11、F16、F22でそれぞれクリック感があるタイプ。ただし、クリック感のない中間値も選択可能です。こちらも工作精度は高く、なめらかですが、やや重い操作感です。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift シフトリング

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift シフトリング

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 一般的なレンズには存在しないシフトリング。このリングを回すことでシフト量を調整します。最大で約11mmのシフトが可能。LOCKネジをねじこむことで動作をロックすることもできます。幅は約11mm。操作は想像以上になめらかで簡単にシフトします。

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift レンズ回転ロック

LAOWA 15mm F4.5 Zero-D Shift レンズ回転ロック

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 シフトする角度を決定するために、レンズ鏡筒部が回転する構造です。ロックボタンを押して鏡筒部を回すと15度おきロックが可能でクリック感もあります。ロックボタンを放すと、回転が固定されます。被写体に対して、どの角度でシフトするかは重要です。

※本ブログの記事は、電子書籍『レンズラボシリーズ』の解像力チャート部分を掲載したものです。
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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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