Irix 150mm F2.8 Macro レンズデータベース 齋藤千歳の結論

Irix 150mm F2.8 Macro レンズデータベース 齋藤千歳の結論

※本ブログは、電子書籍レンズラボシリーズやレンズデータベースシリーズを結論部分のみを掲載したものです。
※解像力・ぼけディスク・周辺光量落ち・最短撮影距離の実写チャートによる詳細な評価などもご覧いただくにはぜひ完全版である電子書籍をご覧ください。

最上級のぼけが得られるマクロ
得たい表現によって絞り値を決めるのが使いこなしのポイントになる

 Irix 150mm F2.8 Macroは、35mm判フルサイズに対応する最大撮影倍率1倍の中望遠マクロレンズです。キヤノン EF、ニコン F、ペンタックス Kの一眼レフマウントに対応するモデルがそれぞれ用意されています。MF(マニュアルフォーカス)レンズなので、マウントアダプターを使用することを前提とすれば、かなり多くのミラーレス一眼での使用も可能でしょう。日本では、まだなじみのないIrix(アイリックス)ブランドのレンズですが、海外での評価は高く、世界三大デザイン賞と呼ばれるうちのふたつiF DESIGN AWARD 2019、reddot award 2019を受賞しています。レンズ構成は9群12枚で3枚のED(異常部分分散)と4枚のHD(高屈折)レンズを使用していますが、ぼけに配慮したためか非球面レンズが使用されていないのが印象的です。最大径87mmで長さ約128mm、質量約840gのレンズサイズは、やや太めの100mmマクロレンズといった印象で、非常に取り回しのよい仕上がりになっています。Irixの11mmと15mmには外装などの違いでFireflyとBlackstoneの2種類がありますが、150mmはそれらのいいとこ取りといった印象のDragonflyのみです。
 Irix 150mm F2.8 Macroのテスト結果から特筆すべきはぼけの美しさでしょう。形や質はもちろん、焦点距離の長さに起因する大きさも非常に魅力的です。解像力よりもぼけを重視したマクロという印象ですが、実は絞るほどに解像力はアップし、マクロにしては目立つ印象の周辺光量落ちも解像力のピークであるF8.0からF11ではほぼ問題になることはありません。花マクロのように開放付近で大きく美しいぼけを主体に表現したいときは、周辺光量落ちが気になることはあまりありませんし、周辺部分の解像力もさほど気にならないでしょう。逆に商品撮影のように画面全体をしっかりと撮影したいときには、しっかり絞って撮影しますので、その際には周辺部分までシャープに周辺光量落ちの影響もなく撮影できる1本です。撮影者が絞り選択の意図をはっきりさせると、最上級のぼけと描写が楽しめるレンズといえます。

●Irix 150mm F2.8 Macro
レンズ構成:9群12枚
最大径×長さ:約Φ87×128mm
質量:約840g(マウントによる変動あり)
実勢価格:113,000円前後(税込) 
※2020年4月独自調べ

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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