キヤノン、新型コンパクトデジタルカメラ「PowerShot V1」を発表

高画質・高感度の1.4型CMOSセンサー搭載、4月下旬発売予定

キヤノン株式会社は、2025年4月下旬に新型コンパクトデジタルカメラ「PowerShot V1」を発売すると発表しました。このモデルは、Vlogカメラ「PowerShot V10」(2023年6月発売)に続く「PowerShot Vシリーズ」の第2弾であり、手軽に本格的な動画・静止画撮影を楽しめることを特徴としています。

「PowerShot V1」は、通常の1.0型センサーと比較して約2倍の面積を持つ1.4型CMOSセンサーを搭載し、高画質・高感度を実現しています。35mm判換算で焦点距離約16mmから50mmのズーム域をカバーし、複数人での自撮りやスナップ撮影、Vlogなど幅広いシーンでの撮影に対応します。さらに、高性能オートフォーカス(AF)や多彩な撮影モードを備え、コンパクトなボディでありながらクリエイターの多様なニーズに応えます。

動画撮影機能としては、カメラ内部に冷却ファンを搭載し、熱を効率的に放出することで、長時間の撮影でも温度上昇による影響を低減します。また、4Kクロップ/60Pの動画撮影や「Canon Log 3」に対応し、10bitの豊かな階調と色彩再現性を備えています。商品レビューに適した「レビュー用動画」や手持ち撮影に効果的な「手ブレ補正動画」など、多彩な撮影モードも搭載しています。

静止画撮影では、電子シャッター使用時に最高約30コマ/秒の高速連写が可能で、動きの速い被写体も逃しません。さらに、カメラが自動でシーンを認識し、夜景や逆光などの難しいシーンでも最適な撮影をサポートする「アドバンスA+」モードや、ジオラマ風やトイカメラ風などの「クリエイティブフィルター」機能も備え、多彩な表現が可能です。

「PowerShot V1」の価格はオープン価格で、発売は2025年4月下旬を予定しています。