SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary レンズ詳細備忘録

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SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary レンズ詳細備忘録

ピント合わせによる全長変化

 今回のテストや実測ではSIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporaryのソニー Eマウントを使いました。本レンズはインナーフォーカスタイプのため、ピント合わせのためにフォーカスリングを操作してもレンズ長に変化はありません。また、計測は写真のとおり、リアレンズキャップを装着した状態で行いましたが、リアキャップを外した状態のレンズ本体のみの重量は約217g。35mm判フルサイズ用のレンズとしてはかなり軽量小型になっています。

キャップとフードの装着

 高級感のある付属のアルミ製フードを付けた状態でレンズ長は約84mmです。カメラ本体に装着してマウント面からレンズ先端までは約50mm、フードを装着しても約72mmしかありません。おかげで持ち歩きが非常に楽です。もっとも重い組み合わせであるマグネット式のメタルキャップ、アルミ製フード、レンズ本体、リアキャップまでを入れても、総重量は約286g。レンズ全体でも300gを切る非常に軽量な設計になっています。

マウント部分

 軽量小型のレンズですが、マウントはしっかりとした金属製です。マウント部分には電子接点が10個ほど並んでおり、カメラ本体と各種情報をやりとりしています。

フォーカスリング

 ピント合わせのためのフォーカスリングは幅が約10mm。かなり堅牢な金属製で昔のMFレンズを彷彿させるような滑らかで湿度を感じるねっとりとした操作感が写欲をそそります。AFが速いので、マニュアルフォーカスを使う機会はあまりないでしょうが、時折フォーカスリングを操作したくなるレベルの仕上がりです。

絞りリング

 筆者はソニーEマウント前のメイン機がEOSだったこともあり、絞りリングを操作するという習慣自体がありません。幅約6mmのSIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporaryの絞りリングは操作感がよく、小気味よいクリック感もあるので、操作したくなります。

AF/MF切り替え

 SIGMA 17mm F4 DG DN | ContemporaryのAF/MF切り替えスイッチは、少しへこんだ中にスイッチが配置されているため、意図せずに切り替わることはほとんどありません。また、スイッチ自体は大きめになっているので、意図的に切り替える際には、とても操作しやすくなっています。とても使い勝手がよいです。

レンズキャップ

 シグマの Iシリーズレンズにおいては定番といえる、プラスチック製のフロントレンズキャップのほかにマグネット式メタルキャップが付属。格好のよさでは、メタルキャップなのですが、筆者は軽くてしっかりとキャップがバネでロックされるプラスチック製のキャップのほうが安心があり、こちらを使うことが多いです。

SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary
レンズ構成:8群9枚
最大径×長さ:Φ約64×50.8mm(Eマウント用)
質量:約220g(Eマウント用)
実勢価格:80,000円前後(税込)
※2023年5月独自調べ
※Amazon Kindle 電子書籍「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports レンズデータベース」より抜粋。

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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