SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports レンズテスト結論

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いまや必携の超望遠ズーム

すべての一眼ユーザーに一度は味わってほしい600mmの超望遠

 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sportsを含む150〜600mmクラスの超望遠ズームといえば、野生動物や野鳥、飛行機、電車などを撮影する特殊な人々の入門向けレンズといった印象でした。しかし、筆者は現状、初心者の方がはじめて購入するレンズとしても、この150〜600mmクラスの超望遠ズームをおすすめします。

 理由は大きなところでふたつです。

 ひとつ目の理由は、新型コロナウイルス。発生から数年が経ち、生活様式がいろいろと変わったと思います。そのなかのひとつが、子どもたちの保育園、幼稚園、学校での行事。昔は撮影スペースがあったり、最前列に場所取りをしたりといった感じだったいいます。しかし、現在は筆者の息子の保育園もそうですが、十分なスペースを空けて座席は指定、移動は禁止、が基本。いままで以上に撮影距離が遠いので、わが子をアップで撮るには超望遠が必要になるわけです。実際、筆者もSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports+APS-Cモードの900mm相当で撮影していました。また新型コロナの影響でアウトドアを楽しむ方も増えたと思いますが、キャンプ場でみつけたリスや小鳥といった小動物を撮るのにも150〜600mmクラスは活躍してくれます。

 ふたつ目の理由は、カメラの性能が上がったから。最近のレンズ交換式デジタル一眼カメラではISO 1600あたりは当然、6400や12800といった高感度でも、かなり高画質。おかげで開放F値がF5.6やF6.3といった150〜600mmでも屋内での発表会などが撮影できてしまいます。以前の常識では屋内は明るいレンズだったのですが、これも過去のものになりつつあるといっていいでしょう。

 まだまだ、細かな理由はあるのですが、いまや必携といえる150〜600mmクラスの超望遠。そのシグマの最新作がSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports。画質はテストの結果のとおり優秀。筆者はSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryからメインを入れ替えました。

●SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports
レンズ構成:15群25枚
最大径×長さ:約Φ109.4×265.6mm※Eマウント
質量:約2,100g(三脚座込) ※Eマウント
実勢価格:148,000円前後(税込)
※2022年3月独自調べ

※Amazon Kindle 電子書籍「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports レンズデータベース」より抜粋。

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齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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