【曇らないってマジで快適!】すべてのメガネっ子におすすめしたい「JINS SAUNA」を1カ月使ってみた感想
【曇らないってマジで快適!】すべてのメガネっ子におすすめしたい「JINS SAUNA」を1カ月使ってみた感想
自己判断と言われても、やっぱり人口密度の高い場所ではマスクですし、マスクでメガネを掛けると何かと曇ることが多いわけです。マスク以上に不快なのが曇るメガネ。そして、サウナや温泉に行けば、メガネなしでは時計などもハッキリ見えない筆者、おかげでサウナの中では必要以上に怖い顔をしています。これらの問題を解決してくれると思い導入した「JINS SAUNA」。使いはじめてから約1カ月経ったいまも快適なので、その様子をみなさんにお伝えします。
サウナのなかで、時計や砂時計が見えないのです……
マスクをするとメガネが曇って、とても不快
見た目は完全に普通のメガネである「JINS SAUNA」。筆者は当然サウナ以外の普段も普通に使っています。
メガネなみなさん、最近雲って困りませんか? 筆者は、新型コロナウイルス感染症の蔓延がはじまった3年以上前から、マスクをするとメガネが曇るので、とても不快です。とはいえ、テレワークが主体のひとり仕事なので、比較的マスクをしている時間は短く、なんとか我慢できていたといった感じです。
しかし、最近、今更ながらサウナにハマっており、いままで使っていなかったフィットネスクラブのサウナに毎日のように入っていると私、自分でも分かるくらい怖い顔をしています。
サウナに入りはじめた当初は、気持ちよくなりに来ているはずなのに、サウナで並んでいるおじさんってどうしてみんな、なにか苦行でもしているかのような怖い顔をしているのか? と思っていたのですが、最近筆者もかなり怖い顔をしているのです。筆者の場合はメガネなしではサウナのなかの砂時計が見えません。
5分なら5分、10分なら10分経ったところでサウナを出て、水風呂に90秒入って、5分休んで、などと思っている筆者にとってサウナのなかの砂時計の残量は重要なのです。ですが、普段メガネの筆者には、サウナで座った位置から砂時計の残量が見えません。そのため、グッと目を細めて、機嫌の悪そうな顔をして砂時計をにらみつけているわけです。かなり感じが悪い。
とはいえ、サウナのなかで掛けられるメガネなんてないと思っていたわけです。ですが、JINSの発売した「JINS SAUNA」はなんとサウナ・お風呂向けメガネ。これなら毎日のようにサウナで怖い顔をしなくて済むのではと考えて導入してみました。
度数調整+4.00から−8.00まで対応、左右差、乱視にも対応する「JINS SAUNA」
曇り止め加工されたレンズと耐熱温度120度を実現するスーパーエンプラを使用
筆者の選択した「JINS SAUNA」スリムボストンのカーキと付属のパイル生地のソフトケース。
曇り止め加工がされており、曇りづらく、耐熱プラスチック製で120度まで耐えられるという「JINS SAUNA」。JINSの店舗で度数は+4.00から−8.00まで、左右差・乱視にも対応可能です。それなりにお高いのかと思ったら、4つの型(ボストン、ウエリントン、スリムボストン、スリムラウンド)それぞれで3つのカラーが選べ全12種類、すべてが9,900円と思う以上にリーズナブル。
さすがJINSといった感じです。ただし、注意しておきたいのが「JINS SAUNA」は店舗で視力の測定などをして即日渡しには対応しておらず、製作に1週間程度の時間が必要なこと。この点は覚えておきたいポイントです。
筆者はスリムボストンのカーキを選択しました。ちなみに「JINS SAUNA」にはサウナマットをイメージしたパイル地のソフトケースも付いてきます。耐熱で曇り止め加工がされた機能性メガネなのに非常にリーズナブルといえるのではないでしょうか。
本当にサウナやお風呂で曇らないの?
実際に「JINS SAUNA」を使ってみた感想はとても快適!
サウナマットをイメージしたというカラフルなパイル生地のソフトケースが「JINS SAUNA」には付属してきます。
1週間ほど待って、店舗で受け取ってきた「JINS SAUNA」を実際に使った感想は「本当に曇らないんだ」です。厳密にいうなら「JINS SAUNA」は吸水タイプの防曇加工がされたメガネであり、レンズ表面の吸水コートが水分を吸収して曇りを防ぐ、曇りづらいメガネというべきでしょう。そのため、あくまでも曇りづらいわけです。
しかし、筆者は実際に使いはじめてから約1カ月が経過していますが、サウナやお風呂でも曇って困った経験はなく、マスクをしてメガネを掛けている状態でも普段は「JINS SAUNA」が曇って困ったという記憶はありません。
ほぼ唯一「限界を超えるとこうなるんだ」と思ったのが、零下近い寒い撮影現場でマスクをして、カメラのファインダーを長時間のぞいていたときに、レンズ表面の吸水コートが吸収できる限界を超えて、筆者の湿気を含んだ温かい息が掛かり続けたのか、レンズ表面がデロデロに濡れた状態になってしまったときだけです。
サウナやお風呂を含む、日常のほとんどのシーンでメガネが曇ることがほとんどなくなり、未だにマスク生活の筆者にとっては、とても快適。なんで、いままで「JINS SAUNA」にしなかったのか? と思うほどです。
耐熱温度120度のスーパーエンプラ製の「JINS SAUNA」のフレーム。顔などの形に合わせて微調整ができないのが残念なところです。
写真撮影時にもメガネが曇らず本気で快適
もう1本「JINS SAUNA」を買うか、「くもり止めレンズ」にするか悩み中
吸水コートコーティングされた「JINS SAUNA」のレンズ。特別なお手入れは必要ありませんが、効果は永続的には続かないそうです。
意外に思われるかもしれませんが、筆者のメガネが極端に曇るシーンは、かなりの寒さのなか、屋外で野生動物などを撮影しているときです。北海道の屋外で野生動物を撮影しているときなど、マスクもしていないだろうし、メガネも曇りづらそうと思うのが普通でしょう。しかし、特定の野生動物の撮影スポットは思った以上に少なく、シーズンには多くの方が集まっており、思った以上に密なため、マスクをしたまま、メガネを掛け、ファインダーにメガネを押し当てて撮影しています。そのため予想以上にメガネが曇るのです。しかし「JINS SAUNA」は、いままであればメガネの曇っていたシーンの多くをクリア。とても快適に撮影できています。今年の冬シーズンが楽しみなくらいメガネが曇りづらい。
「JINS SAUNA」を予備にもう1本買おうかと思っているくらいです。しかし、そんな「JINS SAUNA」にも弱点があり、防曇加工が永続的ではないこと。また、フレームに耐熱のスーパーエンプラを使っているため、個々人に合わせたフレームの微調整ができないことがあります。そのため、同じ時期に防曇加工の寿命が尽きないように時期をずらして2本目を購入しようか、それともサウナで使うのは諦めて、もう1本はJINSの通常のフレームに5,500円プラスして防曇コートの「くもり止めレンズ」を選択して、ずれ落ちづらいようにフレームを微調整してもらうかを悩んでいます。1年くらい購入時期をずらして「JINS SAUNA」と「くもり止めレンズ」のメガネの両方を所有するのがベストかなど悩んでいるわけです。
サウナやお風呂で快適に使える「JINS SAUNA」はもちろん「くもり止めレンズ」もメガネがとても曇りづらくなるはずなので、とても快適でしょう。メガネが曇って不愉快という体験をしたことのあるメガネっ子のみなさんに「JINS SAUNA」はもちろん「曇り止めレンズ」もぜひ一度お試しいただきたい。すごく快適ですよ。
JINS SAUNAの公式ページは書きになっています。
https://www.jins.com/jp/sauna/
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