千手正教の星空撮影旅<2>

沖縄県の離島に撮影に行く機会が多くあると前の記事で書きましたが、石垣島の次に多く帰る島があります。絶海の孤島と言われている南大東島です。実は、絶海の孤島ではなく、隣に北大東島があり、少し南には沖大東島・西南西小島・南西小島の3島を加え5つの島からなる大東諸島なのです。
その南大東島の観光ポスターの最新版を担当させて頂いている。

南大東村観光協会よりご依頼戴いたポスターです。 撮影・デザインと担当しました。

そんな南大東島は、沖縄本島から飛行機で約70分も掛かる距離なので、人口の光は島内のものだけになります。製糖工場の稼働時期は、それなりに明るくなりますが、サトウキビ収穫シーズンを外れると真っ暗です。

今日は、そんな南大東島で撮影した天の川をふたつ見て頂ければと思います。

 

はくちょう座周辺の天の川/右上が北になります。

レンズ:Tokina opera 50mm F1.4 FF
カメラ:Canon EOS-RP-HKIR/STC-MS(クリップ式)
赤道儀:Vixen POLARIE-U
総露出:32分
撮影日:2022年7月25日の晩
撮影地:沖縄県島尻郡南大東村新東(友人の畑の中にて撮影)
協力:ピットイン新城/ゲストハウス月桃ムーンピーチ/南大東村観光協会

 

天の川銀河の中心方向

レンズ:Tokina opera 50mm F1.4 FF
カメラ:Canon EOS-RP-HKIR/STC-MS(クリップ式)
赤道儀:Vixen POLARIE-U
総露出:44分
撮影日:2022年7月25日の晩
撮影地:沖縄県島尻郡南大東村新東(友人の畑の中にて撮影)
協力:ピットイン新城/ゲストハウス月桃ムーンピーチ/南大東村観光協会

☆STC-MS(クリップ式)は、よしみカメラ協力によるものです。

 

多くの台風に見舞われるイメージの南大東島ですが、それは天気予報で名前が多く出てくるだけで、意外にも先島諸島(八重山諸島/宮古諸島)や沖縄本島よりも少ないのです。また、梅雨らしい梅雨が無いので、本州の梅雨の時期に行くと良いかもですよ。

 


千手正教 Masanori Senshu

 1965年、千葉県君津市生まれ。(同・富津市在住)。 
沖縄県石垣島に魅せられ、現在「沖縄県石垣市」と「千葉県富津市」の二拠点活動をする自然科学分野のカメラマン。
主に天体写真を得意とする。 
ここ数年は地方創生に関わる官公庁からの依頼も多く、自然写真と観光PRを融合とした情報発信にも力を入れている。
☆南大東村観光協会最新ポスターの撮影及びデザインも担当☆彡
千葉県や沖縄県のリゾートホテルでの星空ガイドや教育機関のプラネタリウムでは、番組制作~投影~解説を行う。
FMラジオ局で生放送のワイド番組を担当したパーソナリティとしても有名。
飽きさせない語り口から今でもリスナーの多くから支持されている。

 ケンコー・トキナー公式写真ブログ/星空写真ブログを担当。
 ケンコー・トキナーSZ 33mm F1.2 MFレビューを担当。
 Facebook:facebook.com/masanori.senshuです。
 観光フォトプロモーション業務/写真撮影ツアー企画など承ります。