エキノコックス症の原因にもなる「住宅地のキツネ」アーバンフォックスに注意!
都市部に住み着くアーバンフォックスが増えているそうです。
ただし、不用意に接触するとエキノコックス症の原因にもなるので注意が必要だといいます。
そんなアーバンフォックスについて「広報いしかり 2022.8」で解説されていたので、転載しご紹介します。
住宅地のキツネに注意!
近年、花川地区などの住宅地でキツネを見かけるようになりました。
これは、都市緑化の推進による都市環境の改善や、エサになる生ごみがあること、追い払う人の減少などにより、都市の方が居心地が良いと考える「アーバンフォックス」が増加したためです。
キツネは、鳥獣保護管理法により原則駆除の対象とはなりません。しかし、エキノコックス症の原因となる寄生虫を保有することが多いため、人の生活圏に近づけないように注意しましょう。
キツネを近づけない方法
●エサやりはしない。絶対に触らない
●見かけたら、大きな音をたてて追い払う
●コンポストの生ごみ、ペットのエサなどキツネが好むものは片づける
●燃やせるごみは収集日の朝に出す
●木酢液などキツネが嫌がるものを家の周囲に散布する
エキノコックス症とは
エキノコックスと呼ばれる寄生虫が主に肝臓に寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。この寄生虫はキツネや野ネズミに寄生することが多く、フンに触ったり、フンに汚染された山菜や沢水を口にするだけで、感染の危険があります。
エキノコックス症の感染を防ぐために
次の3点を心がけることでエキノコックス症を防ぐことができます。ぜひ実践してください。
●野山の果実や山菜、家庭菜園の野菜などは流水でよく洗うか、十分に加熱してから食べる
●沢水や川などの生水は飲まない
●犬を放し飼いにせず、野ネズミを食べさせない
以上「広報いしかり 2022.8」より。
可愛く見えるキツネですが、エキノコックス症の原因にもなるので、絶対に餌やりや触れたりしないように気を付けたいものです。