高額な費用請求などのトラブルも!「アナログ戻し」などの光回線に関する 勧誘にご用心

光回線を契約中の方に「アナログ回線に戻せば料金が安くなる」などと勧誘し、高額な費用を請求するトラブルが増えているといいます。
「広報いしかり 2022.8」に具体的な事例を含め、トラブル防止のポイントなども掲載されていましたので、転載して紹介します。

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「アナログ戻し」などの光回線関する勧誘にご用心

 光回線を契約中の方に「アナログ回線に戻せば料金が安くなる」などと勧誘し、高額な費用を請求するトラブルが増えています。全国の消費生活センターなどで「アナログ戻し」に関する相談は年々増加しており、2020年度は 873件、2021年度は1,398件(11月末現在)に。
一方、2024年1月の固定電話のネットワーク移行に伴い、「このままでは固定電話が使えなくなる」という“うその勧誘”で、必要のない光回線の契約を結ばせるトラブルも増えています。

事例1
大手通信会社を名乗る者から「電話を光回線からアナログ回線に戻さないか」と勧誘があり、インターネットを使っていないので、ちょうどいいと思い契約した。
しかし、アナログ戻し手数料の4万円のほかに、サポート代金として毎月5千円が引き落とされており、確認すると1年間のサポート契約をしていた。解約を申し出ると、キャンセル料が発生すると言われた。

事例2
事業者から「2024年にアナログ回線がなくなるため、固定電話が使えなくなる。光回線に変更するには工事料が発生するが、今なら無料」と言われた。
後日、工事日を決める電話が来たため、「契約した覚えがない」と断ったが、数日後に契約書が届いた。
もし契約したことになっているなら解約したい。

注意するポイント

大手通信会社を名乗っていても、実際は違う事業者が勧誘をしているケースも。勧誘を受けたら、事業者名と連絡先をしっかり確認しましょう
○勧誘をされてもすぐに返事をせず、家族などと一緒に契約内容の確認をしましょう
○知らないうちに、回線の切り替えとは無関係の契約を結んでいるケースも。勧誘を受けたら費用、サービス内容、解約条件などをよく確認し、必要のない契約はきっぱりと断りましょう
○光回線をアナログ回線に戻す場合は、ご自身でNTT東日本(116)に問い合わせましょう。また、光回線を解約してもプロバイダーとの契約は解約されません。プロバイダー解約の手続きも忘れずに!
○2024年1月の固定電話のネットワーク移行に伴い、お使いの固定電話が使えなくなることはありません。利用中の電話機や電話番号はそのまま利用できます。利用者側の手続きや工事も不要です

以上、「広報いしかり 2022.8」より転載。

悪質な手口のものが増えているので、ご注意ください。

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