齋藤千歳・Suaoki クロスラインレーザー ミニ型を展示会用に用意した

2018年5月12日(土)から北海道・苫小牧市の道の駅 ウトナイ湖で開催する「齋藤千歳写真展示 Dawn of Lake Utonai ウトナイ湖の彼誰」の写真展示に向けて、さまざまな用意を進めているところです。そして、多くの方に思っている以上にまっすぐ同じ高さに写真を展示をするのは難しいというアドバイスをいただきました。その解決策として、教えてもらったのがレーザー墨出し器です。

レーザー墨出し器は本来建築現場などでのプロ用の機材ですが、今回私が購入したのは、かなり簡易的で価格もリーズナブルな3,990円の製品です。

そもそもレーザー墨出し器を知らなかったので、さっそくAmazonで検索。プロ向けの高価なものから自宅の壁に写真を絵を掛けるときに使用するものまで、ざまざまな商品がヒットしました。そのなかから私が今回セレクトとしたのはSuaoki クロスラインレーザー ミニ型です。はっきりいうと、ほぼリーズナブルな価格とカスタマーレビューがよいという2点で選択しています。

単3電池2本で駆動するというSuaoki クロスラインレーザー ミニ型。ちなみに単3電池も同梱されてきました。

期待していることは、ひとつだけです。三脚に設置して一定の高さに水平のラインをしっかり出してくれることだけです。それ以上も、それ以下もあまり期待していません。ただし、自動補正機能も搭載していて4度±1度までの傾きに対して自動補正もしてくれるそうです。底面には三脚穴もあり、普段使っている撮影用の三脚にそのまま装着できるのも便利です。また、本体前面のスイッチで自動補正機構がロックされる補正なしのマニュアルモードと自動補正モードの切替が行えるしくみになっています。自動補正機構がロックされている状態でしか電源が切れないようになっているので、この点には注意が必要です。そのほかにも設置時の傾きが大きい場合には、レーザーの速い点滅で知らせてくれるなど、低価格な割に気の利いた作りになっています。本体自体の作りや質感については、はっきりいって値段なりという印象です。ただし、そういった要素はなし、実際に写真展示の際に役立ってくれるかのみを期待して選択しましたので、この点に不満はありません。

本体の上部に設置されたメイン電源ボタン。デザインがかっこいいとか、悪いとかいうレベルの期待はしていませんが、コンパクトで軽量です。

今回は商品が着き、実際に開封してみて、マニュアルどおりにレーザーが光るかの確認までを行いました。購入時に多言語マニュアルもついているので、操作に不安はほぼありません。マニュアルの日本語にはやや不安を感じますが……。次回は実際に写真展示会場で設置に使用する様子と、その結果をお届けます。写真展示に便利というレーザー墨出し器ですが、今回用意した4,000円を切るSuaoki クロスラインレーザー ミニ型のような製品でも、実際に役に立つかを検証します。


齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
 カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、カメラ・写真関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
 カメラ・写真のよろずお仕事承ります。5月には道の駅・ウトナイ湖で写真展示を予定しています。