SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary レンズ詳細備忘録 ぼろフォト解決シリーズ・レンズデータベースより
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レンズ詳細備忘録
レンズフードあり・なし
今回のテストや実測ではSIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporaryのソニー Eマウントを使用した。レンズフードを撮影時の正しい方向に装着してレンズ長は約110mm。前玉が巨大化しやすい超広角レンズのなかでは、レンズ設計の進化によりコンパクトにまとまっている。同じIシリーズのSIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryとスペック上の数値はほぼ同じ。刻印を確認しなければ両者の区別は付かないだろう。
フードによる直径の変化
金属製の削り出しレンズフードはレンズの径より10mm大きいだけで、直線的なデザインと相まって非常にスリムな印象。収納時に逆付けしても、バッグの中をフードが大きく占領せず、まったく邪魔にならないスケール感は好感がもてる。
反面、有害光をカットする効果はフードがコンパクトであるより大型である方が有効だが、スナップシューターには歓迎されないだろう。どのようなスタイルで使用するか、ユーザーの好みでわかれるところだ。
マウント部分
カメラ本体による各種レンズ補正を積極的に活用しているシグマ Iシリーズでは、金属製マウントに並んだレンズ接点も重要なパーツといえる。
フォーカス・絞りリング
高い金属加工技術で製作された切削アルミニウムに包まれたレンズ自体が現代の工芸品だろうか。ピントリングは動作もなめらかで気持ちがよい。トルク感重量感も心地よく、絞りリングのクリック感は小気味よくカチッと決まる。フォーカスリングは約15mm、絞りリングは約8mmの幅である。
レンズフード
プラスチック製がほとんどのレンズフードだが、深さ30mm直径80mmの金属製で、しかもレンズ鏡筒と同じ質感の削り出しによる仕上げは、見事とか形容できない。しかしあえて苦言をいえば、フード側から強いショックを受けた場合、壊れることでレンズへのショックを和らげるバンパーとしての役割はないのかもしれない。
前玉
前玉周辺に一切の装飾や文字がなく、シンプルで飾り気のない前玉まわりのデザイン。開放がF2.0と明るいが、一昔前のデメキンレンズとは異なり、11群13枚の構成はとっても現代的だ。前玉のレンズ直径は実測で約36mmで後玉と大きく変わらない。人に向けても、威圧感のないサイズといえる。
マグネット式レンズキャップ
最近のシグマ Iシリーズ定番となってきたマグネット式メタルキャップも付属する。大きさと質量はそれぞれ、最大径約67mm、厚さ約11mm、質量約12g(プラスチック製)、最大径約61mm、厚さ約8mm、質量約32g(金属製)。唯一の欠点はフードを前向きに装着したとき、フードに指掛かりがなく脱着が非常に困難だ。
※Amazon Kindle 電子書籍「SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary レンズデータベース」より抜粋。
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SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary 解像力テスト結果 ぼろフォト解決シリーズ・レンズデータベースより
SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary 周辺光量落ちテスト結果 ぼろフォト解決シリーズ・レンズデータベースより
齋藤千歳 Saito Titoce Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、 カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、 カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。 カメラのキタムラさんが運営する ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および 学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。 特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。 焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。 PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。 ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、 北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。 Facebookはtitoce.saitoです。 カメラ・写真および北海道関連のよろずお仕事承ります。