【執筆記事紹介】秋山薫です。noteのアカウントを開設して1990年代ロシアの写真の公開をはじめました

モスクワには世界最大のトロリーバス網がありました。数年前に電気バスとディーセルバスに置き換えられました

■秋山さん、note始めたってよ

ごぶさたしています。秋山薫です。世間がすっかりああなってしまいあれですね。

そんななか、ふと思い立って先日noteにアカウントを作ってみました。初回には「みながすなるnoteといふものを、我もしてみむとてするなり」とその最初のアカウントには紀貫之パイセンふうに書いてみました。あ、べつに女性のふりはしていませんよ。

noteとは、note株式会社が運営している文章や写真をブログ的に発表できるプラットホームです。アカウントを作れば誰でも使用できます。有料記事にすることができるという特徴があります。さまざまなカテゴリーの記事があり、カメラや写真についての記事も多数あります。写真家のユーザーも少なくありません。なにしろあれがああだから……んーん、なんでもありません。

あ、いっておきますけれど、私は紀貫之パイセンごっこをしたくてアカウントを作ったわけではありません。ブログよりも長いハウツーや文章を発表する場にしようと思っています。

■1990年代ロシアについても書いていくつもり

私は1994年8月から1年間ほど、モスクワで暮らしていたことがあります。2022年のロシアというとよろしくないニュースばかりが聞こえてきて、スラヴ文化圏研究者(スラヴィスト)の卵であった私としてはとても残念です。残念どころか、気持ちが落ち込みました。そしてロシアについて研究している現役の研究者はみな「まさか」という衝撃を受けたようです。その気持ちは私でもわかります。がっかりだよ! というところ。

いまの事態について肯定する気持ちはさらさらありません。政治は好きになれませんが、それでも文化やそこに暮らすひとたちのことは好きです。だから、平和な日々が少しでも早くやってきてほしいと祈るような気持ちはあります。そこで、当時のちょっとのんびりしてゆるい感じに見えた思い出のモスクワの町について書いておきたくなりました。noteにはモスクワの町で出会ったひとたちや、当時の雰囲気について書いていくつもりです。当時撮っていたモノクロームの写真をあらたにスキャンして、いくつかのシリーズとしてみなさんにお目にかけようと思っています。

その第一回目について書いた記事を今回は紹介しますね。興味のある方はぜひアクセスしてご覧いただけたらと思います。リンクは以下です。

https://note.com/kaoru_akiyama86/n/nd941e2a9fd70

距離計連動式カメラFED-3とJupiter-12 35mm F2.8とファインダーを手に入れて使ってもいました

当時使っていたのはフィルムカメラのNikon New FM2がおもですが、あちらでふとしたときに手に入れたライカスクリューマウントの距離計連動式カメラFED-3とJupiter-12 35mm F2.8も気に入って、この組み合わせで撮った写真もあります。カメラについて語る回も設けるかもしれません。

こちらでもエントリーを書きますが、あわせてごらんいただけたらうれしいです。どうぞお楽しみに。

秋⼭ 薫 Kaoru Akiyama
1973年生まれ。鉄道に興味があって写真を始め、いつのまにかカメラ・写真好きに。
専攻はロシア芸術史。もともとは単焦点レンズと一眼レフが好きだったのに、
ソビエトカメラも好きになったあたりからは、試写したカメラはたいてい好きになる幸せ者。
月刊カメラ誌編集部員、季刊カメラ誌編集長を経験。現在はおもにカメラ・写真関連記事の
編集者・写真家として活動し、『ぼろフォト解決』シリーズの編集・執筆も行っている。
note https://note.com/kaoru_akiyama86
個人ブログ https://saliut1500s.blogspot.jp/