管理栄養士が教える! 野菜を毎日350g食べるためのポイント


※写真はイメージです。

保健師・栄養士のリレーコラム 野菜350g食べていますか
生活習慣病予防の一つとして、野菜を一日350g以上摂ることが望ましいとされていますが、そのためには、毎食両手いっぱい分の生野菜を食べる必要があります。
ピーマンやトマト、ほうれん草などの色の濃い緑黄色野菜は、高血圧、高血糖で傷んだ血管を修復する働きがあります。
また、野菜に含まれる食物繊維が血糖値の上昇を穏やかにするため、同じ献立でも、野菜を先に食べることで急激な血糖値上昇を抑えられます。
さらに、野菜の食物繊維は腸内で水を吸って膨らみ、腸の活動を促進することや、便を柔らかくして便通を良くする効果があります。
野菜350gを食べるためには、サラダだけでなく、蒸したり、焼いたりしてカサを小さくすることが必要です。
スーパーには、カット野菜や冷凍野菜など手軽に食べられる野菜も増えています。毎日の食事にぜひたくさんの野菜を取り入れてみましょう。
(市民健康課 管理栄養士)
「広報ちとせ 令和4(2022) 年8月号」より。