節分といえば“落花生”! 北海道の当たり前

節分といえば“落花生”! 北海道の当たり前

節分ですね。

節分といえば豆まきなのですが、豆まきなど数十年単位でしていませんでした。

子供が生まれて一歳半。

さすがに子供のために年中行事を行わなければ、と豆まき用の豆を買いに行ったわけです。

当たり前ですが“落花生”です。

 

合理主義の蝦夷合衆国では、投げた後拾うのも楽、床に落ちたものを拾って食べても衛生的な“落花生”が豆まきの常識。

東京に住んでいた時は「どうしてみんな床から拾って食べるのに大豆をまくのだろう」と子供心に不思議に思っていました。

 

しかし、気になって調べてみると、落花生をまくのは東北以北と北海道、そして九州の一部だけだそうです。

日本の大部分では、大豆がまかれているといいます。

写真を見て気づいた方もいるかもしれませんが、実は私は落花生と大豆の両方を購入しています。

豆まきで使うのは、合理的な落花生。

大豆は美味しいのでそのまま食べるわけです。

ちなみに、節分が終わって売れ残り、大幅値下げされた大豆は毎年のように買っているので、 豆まきはしませんが豆まきの豆は食べています。

 

個人的には、便利で衛生的な落花生をまくのは合理的だと思いますが、本来の豆まきの効果が得られるのかどうか? 疑問に思うところもあるわけ。

というより、豆まきに合理性を追求するなら、もういっそ豆まきなんかやめたらいいじゃんとも思うわけです。

皆さんの家では、豆まきに使うのは、大豆ですか、それとも落花生ですか。

我が家はこれから毎年、落花生をまいて、大豆を食べる予定です。

 

まさに「鰯の頭も信心から」といった気がしないこともありません。

しかし、豆まきひとつで形の見えない災害、病、飢饉などを払うことができるなら、みんなで日本中に豆をまきたいと思うような社会情勢ですね。

 

こんな状況だからこそ、季節のイベントである、家族でこぢんまりと豆まきを楽しみたいと思います。

 

齋藤千歳 Saito Titoce
 Amazon Kindle電子書籍『ぼろフォト解決&Foton電子写真集シリーズ』代表、
カメラ・写真ブログ「Boro-Photo」代表。
 月刊カメラ誌の編集者を経て、北海道・千歳市を拠点に車中泊で全道各地を撮影、
カメラ・写真および北海道関連の電子書籍の撮影・執筆・編集・出版を行っています。
カメラのキタムラさんが運営する
ShaSha(http://shasha.kitamura.jp/)および
学研さんのCAPA CAMERA WEB(https://capa.getnavi.jp/)でも
レンズレビュー連載およびカメラバッグレビュー連載を担当しています。
特選街web(https://tokusengai.com/)でカメラ関連および各種レビューを執筆。
焦点工房(http://stkb.co.jp/)の連載コラム「レンズチャートは囁く」を公開中。
PASHA STYLE(https://pasha.style/)にてレンズレビューを連載中。
ケンコー・トキナー公式インストラクター No.021、
北海道ファンマガジン(https://pucchi.net/)Sクラス認定ライター。
 ケンコー・トキナー公式写真ブログでも連載中。
 Facebookはtitoce.saitoです。
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